たゆたえども沈まず

今日からどう生きていこう

利己的な利他と承認欲求

昨日、朝6時に起床すると目標を決めたというのに、初日から身体が動かない。目が覚めても起き上がって活動する気力がわかない。
ようやく朝8時のゴミ出し期限に間に合う時間に行動開始することができた。

ゴミ出しができたのだから良かったとしよう。
もともとは朝型人間だと思っていた。朝バタバタと身支度をして急いで出かけるというような事もなく、休日であっても毎朝6時に起き活動していた。平日は決まった時間に家を出、職場へはだいたい1番に着く生活だった。

朝起き上がれないと言う状態になったのは休職に入る2ヶ月位前からだったと思う。
まだ体調が回復していないのだろう。あせらずできることをやっていこう。

「思いがけず利他」 中島岳志

今日は「思いがけず利他」中島岳志著を読み始めた。1時間ちょっと集中して読むことができた。

コロナ禍を機に、特に若者を中心にクラウドファンディングなどを通じ「利他」への関心が高まっている。この潮流は新しい時代の予兆を感じさせる。

利他の循環が起き、利他のバトンを他者に受け渡す、見返りを期待しない利他が広がる社会に貢献したい気持ちが多くの人の心の中に芽生えたのではないだろうか。

一方で、自分の動機を正直に吟味してみた際、自分の中に利己心や承認欲求があることに気が付き、そのような自分にがっかりしてしまうことがある。

うっかり身の回りの人にクラウドファンディングのことを話そうものなら意識高い系などと揶揄されることになる。

また、寄付を行う際には、内容を読み共感したものに対して行う。しかし、言語化を通して他者に寄付を必要とする理由を伝え、共感される人間でなければ助けてもらえないのかと言う問題も起こってくる。

自ら助けを求めることができない立場の人へちゃんと届いているのかどうか見届けたい気持ちもある。

承認欲求を満たすための手段としてではなく、純粋な利他が当たり前のこととして広がっていく社会に関心を持ち、この本を購入した。

 

まだ集中力が続かず全て読み終えることができていないが、読了後に私の心中にどのようなものが芽生えるのか楽しみにしている。