たゆたえども沈まず

今日からどう生きていこう

鬱日記 〜編み物で好転?

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休職生活も2ヶ月が来る。

最初の2週間は、ほとんど寝て過ごしていた。

少し身体動くようになってからも、頭痛はなかなか取れなかった。

それでも社会復帰をしなければいけないという焦りの気持ちが強く、「自分でできるスキーマ療法ワークブック」など数冊の本をネットで購入したり、メンタル系のYouTubeを耳から情報収集しながら、自己流でリワークに取り組もうとしては、体調が悪くなり身体が動かなくなるということを繰り返していた。

何故人間関係がうまくやれなかったのか、自分の早期不適応スキーマ、認知の歪みは、どんなところで、何をどのように変えなければいけないのか、どうやったら変われるのといったことばかり考えて、頭の中が負の思考で埋め尽くされている日々だった。

毎日付けている、メモ程度の簡単な日記を見返してみると、好転しはじめたのは休職に入って40日目あたりのようだ。

社会復帰の事、うまくいかない人生の原因探しなど、考えることを一切放棄したのだ。

そして、最近は聴かなくなった落語を聴きながら、子供の頃好きだった編み物をはじめてみた。

好きな柳家喬太郎柳家権太楼師匠の噺に久しぶりに爆笑し、気持ちが晴れるのを感じた。

 

そういえば、私が居なくなって職場の同僚の仕事が増えて迷惑をかけているのではないかと心配していたが、一切問い合わせの連絡はないことに今更ながら気がついた。私のいない職場を俯瞰してみると何一つ問題なく回っている事に気がつき、復帰を焦る気持ちもなくなった。私一人がいなくても誰も困る事なく、いつも通り時が過ぎている。寂しいという気持ちはなく、肩の荷が降りた感覚を覚えた。

復帰しなくてもいいかな?

 

編み物を始めたことで、材料を買いに外出する機会もできた。

休職生活49日目からは、「頭痛なし」という記録が増えている。

先週は、2〜3回散歩をしたり、散歩途中でカフェでひと休みしたりしながら、あえて人のいる環境に自分の身を置いてみたりした。

本日は休職生活57日目。この調子なら仕事もできるのではないかと思い始めている。

しかし、今までの職場でやっていく自信はない。いやむしろ近ずいてはいけない、危険だともう一人の私が言っている。

診断書の期間は3ヵ月なので、そろそろ身の振り方を考えなければいけない。

今日は、出すかどうかわからない、退職願と履歴書を書いてみた。

ゆっくり職務経歴を思い出しながら、やっぱり仕事が好きだったなと思う。

今私は58歳。今の職場の定年は60歳。

復職したとて、限られた時間の中で何ができるのだろうか。

そのような事を考えると、この機会にもう少し長く働ける職場を探してみる方が良い気がしてきた。

社会復帰するのはまだ早い気もしているが、一歩踏み出したいという気持ちもわいてきている。

次の受診の際にドクターに相談してみよう。