終わり良ければ…

全て良し…とはいかないけれど … 日々の記憶を楽しい記憶に書き換えて終わりたい…

主観的落語日記 … (新作) こぶ取り爺さん

「こぶ取り爺さん」という、 志の輔さんの オリジナルの演目がある。

2パターンあって ( たぶん… )

一つは、子どもの 読書感想文の宿題を書こうと思っても、 何が言いたいのかわからないというもので、最後まで、ガッテンいかないまま…

結論として、「取って付けたような話です」となる。

もう一つは、外国人のマイケルさんが、 翻訳した日本昔話を 本にしようとするけれど、こぶ取り爺さんだけは 何が言いたいのかわからないと 翻訳家の先生のお宅に 聞きに来たというもので、

家族でワイワイガヤガヤしたあげく…

結論として「カゾクノモリアガリ、 サイコーデス」となる。

 

どちらも面白いけれど、私は、読書感想文の バージョンの方が好きだ。

 

踊りが上手な 1番目のお爺さんは、鬼にこぶを取ってもらえ、

踊りが下手な 2番目のお爺さんは、鬼にこぶを付けられ 2つになって帰ってくる。

・昔話には、必ず 教訓が詰まっているはず…

・しかも、1番目が良くて 2番目が悪いという 法則がある。

この 暗黙の決まりごとに 当てはめてみるも、どこが どういうふうに 悪いのか さっぱり わからず、

「踊りが下手だから悪いのか?」「真似をしたから悪いのか?」「運が悪いのか?」「鬼が馬鹿だということ?」「そもそもタイトルがヘンだ」…などと すったもんだ する。

が 、結局 ガッテンいかないまま「なんの意味もありませんでした と 書いときな」となる。

 

似た話に、太宰治の「お伽草子」の中に 瘤取り というのがある。

結論として、

「性格の悲喜劇 といふものです。人間生活の底には、いつも、この問題が流れています」

としている。

 

…実に 理不尽だ …

だけども、これが一番 ガッテンできる 気がする。

 

結局、無理して 踊っても 陽気に振舞っても ウケを狙っても 上手くいくはずがないんだ…

性格の悲喜劇 だから…

(子どもにそんな 無情な事実を 突きつけるのも 夢がないが…)

 

もっと違う性格だったら もっと違った バラ色の人生が待ってたかもしれない …

そんなことを 考えてしまうこともあるけれど、

それもこれも まあ 「持ち味」だからね

無い物ねだりしても しょうがねぇや…

活かし方を間違っちゃぁ いけねぇな…

     (江戸言葉っぽく 言ってみる…)

 

志の輔さんも、ガッテンいただけましたでしょうか ?

   ( 声は届かないけど、言ってみる…)

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