終わり良ければ…

全て良し…とはいかないけれど … 日々の記憶を楽しい記憶に書き換えて終わりたい…

なわばり あらそい

昨年から、蜂との縄張り争いをやっている。

昨年は…  負けた…

ベランダを 蜂に占領され 、

洗濯日和にもかかわらず、  室内干しや 浴室乾燥を使う羽目になった。

約3ヶ月の間、水をもらえなかった ベランダの鉢植えは 、ほとんど枯れた。

 

ハチの巣駆除の業者さんを頼もうかとも思ったが、

自分でなんとかなるものなら…と、

まず、蜂の生態を調べることにした。

うちのベランダの蜂は、 どうやら アシナガバチらしいということがわかった。

 

アシナガバチの 一生

4月、甘い花の香りに誘われて 長い眠りから 目覚めた 一人ぼっちの女王さま蜂は、

2週間の間、花から花へと 蜜を求めて渡り歩くのです。

何ヶ月もの間、眠り続けて消耗した体力を回復し、

さらに、これから行おうとしている、大きな仕事を 全うするための 英気を養うために…

 旺盛な食欲の合間には、これから生まれてくるであろう家族のために、

たった一人で、マイホームを作るための 安全な場所を 物色するのです。

女王さまは、子どもの頃に たくさんのお姉様達に 安全に守られながら、

蝶よ花よと大切に育てられた 幸せな記憶を心の支えに、

以前住んでいた場所の近くに 家を作ろうと考えます。

 

 5月は巣作りの時期です。

たくさんの子供部屋のあるお家を作り始めます。

一つの部屋に一つずつ卵を産み、

増築しては さらに卵を産み、卵からかえった子供達には、餌を運び…

たった一人で、忙しく 働き続けます。

 

 やがて、たくさんの 女の子達が成長し、お母さんになった女王さまを手伝うようになります。

女王さまから生まれた子達は、みんな女の子なので、お母さんを手伝って よく働きます。

家の増築をし、餌を運んでは、妹達の世話をします。

そうなると、お母さん女王さまは、家にこもり 出産に専念するようになります。

どんどん どんどん、 どんどん どんどん 子を産んで、夏の終わりには、女ばかりの 大家族となるのです。

 

 最後の力を振り絞って、末っ子の 女の子を産み、

お姉さん達に「みんなでこの子を 立派な女王に育てておくれ…」と言い残し、(…たかどうかは知らないけど)

力尽きて なくなるのです。

 その後、お姉様蜂に大事に育てられた、末の妹は ずうたいも大きくなり 女王としての風格が備わってきます。

 

その頃、お姉様が子を産むのです。

お姉様が生んだ子は、みんな男の子です。(お父さんのいない 無精卵なのです)

この男の子がまた、ダメダメな怠け者。 ニートなのです。

エサ一つ 自分で探しに行こうとせず、家にいて ママにとってきてもらう…

働かないで、ずっと家にいるんだったら 用心棒にくらいなれるのかと思いきや、

針さえ持っていない。戦闘意欲ゼロなのです。

ただただ、 新女王との 子作りに励むのです。

 

秋になると、働きつづけたお姉様蜂達は だんだん弱っていき、

一人また一人といなくなっていきます。

子作りに疲れた 男の子達も、みんな死んでいきます。

来年の女王さまだけを残して…

一人になった 新女王さまは、悲しみの中、巣を捨てて、長い冬眠ができる場所へと旅立っていくのでした。

              …   つづく…

 

 

去年、私がハチに気がついたのは、8月の終わりで、すでに 大家族となっていた。

どうしたものかと悩んだが、秋にはいなくなるんだし、虫をとってくれる益虫なんだし…

なんだか、蜂が、長屋のはっつぁんに思えてきた。大家になった気分で今年は居させてあげようかと、仏心を起こしてしまい、ベランダを 蜂に間借りさせてあげることにした。

 

今年は早くから、昨年の巣の付近に 殺虫剤を吹きかけながら、縄張りを主張してきた。

女王さまが来ようものなら、巣を作る前に、速やかにお立ち去りいただくように…

    なのに…   f:id:meisyu3ie:20170531153051j:image   …きた〜‼︎           

室外機カバーの裏!   こんなところに作るとは 思わなかった。

油断していた…

しかし、今年は 絶対ダメ!   心を鬼にして、駆除させていただいた。

 … ごめんね、はっつぁん …