終わり良ければ…

全て良し…とはいかないけれど … 日々の記憶を楽しい記憶に書き換えて終わりたい…

「城あるきのススメ」春風亭昇太 … 今週の読書

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これまでの人生の中で、お城に関心を持ったことは一度もなかった

先週の昇太師匠の話を聞いて ちょっとだけ中世のお城の世界を覗いてみたくなって買って帰った1冊 

 

お城というと、天守閣を思い浮かべるが、どうやらあれは近世のお城らしい

小学校の時に 遠足で行っていた なんにもないところが 中世のお城のようだ

しかも、自分のうちの近所にも ウジャウジャあるらしい

 

どうして、中世の城郭には 建物が無いのか というと、

 それは、

 慶長 20 (1615) 年6月 13日に出された 一国一城令(いっこくいちじょうれい)

  (なんだか そんな言葉、遠い昔に聞いた事があるなぁ…)
中世、城は 日本中に 三万とも四万とも言われるぐらいあったのだが、

徳川家康が、本城だけをのこして 一つの国に一つの城 以外は 全部 破却するよう 命令を出し、

わずか 数日のうちに 何百もの城が壊されたという

新たに建てることも禁止されたらしい

だから、近所にある 中世の城跡には なんにもないのだ

(そんな、理不尽な事が まかり通る 世だったとは…)

 

この本には、昇太師匠の オススメの城と その見所が 何城か紹介されている

私自身が、城あるきにハマることは 絶対にないだろうが

昇太さんの マニアックぶりと、わかりやすく 面白い 文章で

しばし 中世の世界を 旅した気分だ…

 

何かに夢中になっている人の話は 興味深い
別の世界に連れて行ってくれる…

そんなに夢中になるのならと、ちょっと、覗いてみたくなる魅力がある

 

試しに 「〇〇市  城郭」でググると …すごい!

職場や自宅周辺だけでも 30以上の城郭がある事がわかり びっくり!

仕事帰りにちょっと 足を伸ばしてみるのもいいかもしれないと 思いはじめている…

 

近所の城郭を入り口に、その歴史に思いをはせるようになり、町や暮らしを知っていく…

そういうところが魅力となり、郷土愛に繋がっていくんだろうな…

 

地元に なんの愛着もなければ思い入れもない…

地元から離れたいと ずっと思ってきたし、今だに 息苦しさを感じることもある

だけど、地元の 城あるきでもしてみたら ちょっとだけ 見方が変わるかもしれないな…

 

 

 

「髪型」にまつわる にが〜い 思い出

今週のお題「髪型」

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「象のあたまみた〜い〜」と なんにも考えず、見たままを口にしただけだった

これ以上 ぴったりな表現はない と思った …

 

もう20年近く 昔になるが、まだ30歳そこそこだった 友達に 軽い笑いのつもりで言ってしまった一言

彼だって 常日頃 薄毛を 持ちネタにして笑いをとっていた

だから 気にしてないと思ってたのに…

 

それから 10年経ち 忘れたころ 恨み節を言われた…

まだ 根に持っていたとは 💬

驚くとともに 猛反省した

髪の話題は、自虐ネタにしてても 人からネタにされるのは ダメなんだね

… 勉強になりました …

 

さらに それから 10年近くが 経過した 現在、

象にすら 負けている…

でも もう 言わないよ 

心の琴線に触れた言葉

最近の 「ほぼ日」で  出会った   心に残る言葉のことを  ずっと考えている …

       #……

        わたしは、もっと、わたしに話しかけたほうがいい。
      わたしを見てやったり、聞いてやったりもして、
      わたしのことを、知ってあげたらどうだろう。
      ほんとは、なにが好きなの?
      どういうことがしてみたいの?
      どんなふうに生きたいの。
      あれについてはこれについてはどう思う?
      問いかけたり答えたりをして、わたしとつきあう。
      ひとりの時間は、それができる時間です。

         ひとりのわたしが、つよくなれるとしたら、
      そのわたしを、よく知ることからはじめる。
       知らないわたしは、弱くさえないままなのだから。#

                          ( 5/12の 今日のダーリン より )

 

「今日のダーリン」は、その日にしか読めないので、消えないうちに とりあえず保存しておいた

後でゆっくり 味わおうと思って…

 

あんがい 自分のことより、人のことの方が わかっているのかもしれない

誰かのことを大切に思い 理解したいと思った時

見えている部分だけじゃなく 内奥も知りたいと思う

価値観や 物事への反応の仕方 、強さと脆さなど…

そして、 どうしてそのような価値観を持つようになったのか

どうして そのような反応をするのか…

過去に遡って 理解すると 負の部分さえ 愛おしく思えてくる…

 

自分の事を そうやって 理解しようとすることは あまりないような気がする

もし、じっくり自分に話しかけ 理解するなら

自分の弱さや 消えてしまいたくなるぐらい 愚かに思える部分も 

許せるようになるのかもしれない…

 

対人援助の分野では 「自己覚知」が必要だとよく言われる

人は、自分の 価値基準や感情をものさしにして 反応したり 他者を判断しやすい

しかも、その ことに自分では気づきにくい

だから、自分がどんな価値基準を持っているのか

どのような場合に、どのような反応をするのか といった、

自分の心理や 行動の傾向を 熟知する事 (自己覚知) が 基本として必要になる

自分を知っておくことによって、「自分」の取り扱いが上手くでき

自分と価値観が違う人を前に、冷静であり かつ相手の価値観を尊重できるようになる

相手が間違っていると感じたり こうしたら良いのにと思った時…

< それは 正しいとか間違っているとかいう問題なのか?

    もしかして それは 単に 「ものさし」が違うだけなんじゃないのか? >

と 考えることができるようになる

だから 感情的にならず  冷静な判断ができるし 自分の考えを押し付けることがなくなる

 

プライベートな部分でも、そのようにできればいいと思うのだが

なかなか難しい…

「あの人はおかしい」とか すぐに言ってしまう

その見方が 自分の思考の傾向であり 弱さであることにすら 気付かずに…

「あの人と話すと傷つく」と思ってしまう

傷つきやすさの原因は自分にあることに 気付かずに…

 

    #ひとりのわたしが、つよくなれるとしたら、
    そのわたしを、よく知ることからはじめる。

       知らないわたしは、弱くさえないままなのだから。#

 

     私の 心の琴線に触れた…

 

 

 

落語の 睡眠導入剤的効果

今週末の 落語会を前にし  

今 、私の脳みそは 落語に占領されている…

生落語に行く前は 一週間位前から 頭の中は 落語まみれになる

片道30分の車通勤中の BGMは 落語に変わる

寝る前も 落語を聞きながら寝落ちする…

 

おかげで、眠剤なしでも 良く寝られる

頭で余計なことを考え過ぎてしまい 眠れない時には 落語を聞くのが一番だ

・落語家の噺は 面白いので、自然に引き込まれ いとも簡単に脳みそは落語に占領されることになる

   だから、余計な心配ごとや負の感情は 外に追い出されてしまう

  …結果、リラックスし、寝落ちする…

・落語には 交感神経を高ぶらせるような、ハラハラドキドキするような噺はあまりなく(多分…)

  日常の さも どこにでも起こりそうな 普通のことを 面白おかしくしているものが多い(気がする…)

  だから、興奮しすぎて 目がギンギンになったり、怖くて1人で夜トイレに行けなくなることはない

 …結果、リラックスし、寝落ちする…

寝る前に本を読んでもらいながら、寝落ちする 幼子と 母親のように…

 

 

地方では、フラ〜っと思い立った時に 落語を聞きに行けるという 環境がない

何ヶ月も前から 情報を仕入れて チケットを購入する 

行けるかどうかわからないからと思って 躊躇していたら 席がなくなってしまう

だから、 期待感はたいそう 膨らみきった状態で、生落語に臨むことになる

気合が「江戸」界隈の人とは違うのだ(…と思う)

落語家は、お客さんを前にして マクラをしゃべりながら 反応を見て、ベストだと思う落語をしゃべるのだという

気合が入りすぎた 地方の落語好き達を前にして、どんな演目が引き出されるのか 楽しみだ

 

「いまからノート」

エンディングノートらしきものを 毎年書いている…

いや、正確に言うと 書きかけている…

市販のものを色々試してみたが どうもしっくりこない

今の私には 書くことができない部分が多く 空白のままのページが大半を占めている

項目が細かすぎて 必要がない部分も多い  

家族や友人へのメッセージも 死をまだみじかに感じていない今は、なんだかピンとこない

気がかりな事なんて … 飼っている熱帯魚の世話の事ぐらいだ

書き残すほどの 自分史もない

なので、延命措置のことやお金のこと、カードや脱退手続きが必要なものの事など

身内に迷惑をかけないようにするために 書いているにすぎない

 

だけど、いつかは しっくりくる エンディングノートを見つけて ちゃんと書いておきたい気持ちは いつもあった

GW中に なかなか良さそうなのもを ネットで見つけ 購入してみた

それが「いまからノート」…

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今日届いたものを開いてみて その素敵さに 心が踊った

エンディングノートに 心が踊る と言うのは 少しおかしい気がするが…

ついに 出逢った!という感じだ

自分だけの 絵本を作ような気持ちで…

趣味活動のような感覚で 製作できそうだ

福田利之さんの絵が素敵だ

どのように創り上げていこうかと 考えるだけで ワクワクする

 

私は 心のどこかで 常に「死」を意識しながら生活している

そこまで深刻に考えているわけではないが…

病気をしてからは、毎年 自分の持ち物を整理する

服も本も 年に1回は リサイクルショップに持って行っている

「終活」というと オーバーだが、溜めない生活を心がけている

しかし、写真はまだ処分する決心ができないでいる

早々と 処分してしまって 運良く80まで生きていた時 、見たくなるかもしれない…

その時 処分してしまっていたら 後悔するかもしれない…

しかし、死ぬ前には 自分の手で 処分していたい…

そんな 今の気持ちに しっくりくる エンディング・フォトアルバムだ

 

これまでの 人生を 整理し 大切な作品に作り変えて…

これからの人生を 大切に歩んでいくための

私だけの「いまからノート」にしたい

 

「考えすぎた人」清水義範 … 今週の読書

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12人の 哲学者をネタにした ユーモア小説集だ

読んでも ちんぷんかんぷん な 哲学者の思想や 変人ぶりを 面白おかしく紹介している

 

ルソー

舞台は「 本人さんよ、出てこいや!」ショー。 本人を呼び出して 直接聞くことが出来る 世の中になっているという設定だ。

質問者は ルソー研究の第一人者である「フルバッタ・ニンザ氏」(ネチネチとした口調が 完全に 古畑任三郎のパクリだ‥)

ニンザ氏の追求により、ルソーの人間性が明らかにされていく

 ・とてつもない優越感と ものすごい劣等感を同時に持っている。故に 人を信用できず、全てを敵にまわしてしまう。それは、ルソーの 孤児のような生い立ちが影響している。

・子供をどう教育するのが 理想的かということを書いた「エミール」の中で、5歳までは何よりも母の愛によって育てなければならないとしている。しかし、自分の5人の子供を 生まれるとすぐ 孤児院に入れている

・女性が ついなんとか助けてやりたくなるような少年だった。裕福な婦人を頼って渡り歩いていた。

・露出癖があり、よく人前で尻を出していた

・ルソーの思想を一言で言えば「自然に還れ」→ 人間が自然のままに生きていた頃は 不平等はなかった。より大きな幸せを求めて 契約して国家を作った。そうして、社会が生まれ 農民は重税に苦しめられるようになった。(社会契約論)

・「決して捨てもしないが、結婚もしない」という条件を出して 長年一緒にいた テレーズと 56歳の時に 正式に結婚。10年後に 妻だけに看取られて亡くなった。

 

カント

舞台は 男女4人ずつの合コン。その中に  大学で非常勤講師をしている 官藤君が 数合わせで参加している。西洋哲学史を教えている。尊敬するカントをまね、几帳面に生きようと思っている。

官藤君は、哲学の事しか 知らない変人だが、その話題が女性に受けないことを 何度も体験していたので、最初のうちは慎重だった。

しかし…思いやりの強い女子の 社交辞令的な質問が、官藤君の導火線に火をつけてしまった…

合コンに カントはドン引きだが、もう 官藤君を止めることはできない…

・カントは、生まれ故郷の田舎からほとんど 生涯出たことはなかったが、本から知識を得て 世界中のことを知っていた。

・生涯独身で ものすごく規則正しい生き方をした。毎日 朝5時に起き、書斎に入り お茶を2杯飲んで 煙草を1服ふかした。それから 講義の下調べをし、7時から9時まで 大学で講義をし、その後思索と執筆をした。1時きっかりに招待客を迎え4時まで昼食と笑談をした。(招待状は その日の朝に 4~5人にだした)  その後 散歩をし、10時きっかりに就寝し、毎日7時間の睡眠をとった。(1日1食主義だった)

そう、ちゃんと 人付き合いの出来る楽しい変人だったのだ。

・カントは、ルソーの「本当の自然な状態の人間は みんな平等だ」という思想を尊敬していた。

        ……ギブ…  もう誰も聞いちゃ いないよ

 

 

あくまでも 小説であって、哲学の入門書や解説書ではない。しかし、なんとなく「さわり」は解った気分になるのはなぜだろう。

それにしても、難しい思想の数々を ここまで、食べやすく料理するとは、すごい人だ。

「気の向いた人は、これをきっかけに 哲学者のことを勉強してくださればよい」(あとがき)

 

………もうじゅうぶんです…ごちそうさまでした…

 

「待てない」時代 に … 「モモ」を読み返す GW

今週のお題ゴールデンウィーク2017」

 

まとまった休みは取れないが  明日から2連休が始まる

明日からのささやかな ゴールデンウィークのために 仕事帰りに古本屋に寄り ミヒャエル・エンデの 「モモ」を 見つけて 買って帰った

子供の頃に読んだ この本が どうしても 読みたくなったのだ

スピードを重視し 「待つこと」ができなくなった 時代に

 自分の用いる「 時間の質」を見つめなおし 心を取り戻す GW にしたい

 

「モモ」を思い出したきっかけは 通信速度に制限がかかったことからだった

 

  引越しを機に 固定インターネット回線をやめた
ポケットWi-Fi にした時期もあるが
スマホがあれば わざわざ ノートパソコンを 開く事さえもが 面倒臭くなり
ここ2年は スマホiPad mini のみで 過ごしている
特に不自由はなかった
片方に 速度制限が かかっても どちらかが 月末までもってくれていたので
毎月 なんとかなっていた
しかし、今月は その両方に 速度制限がかかってしまった
しかも1週間以上を残して…
これほど イライラした 毎日を過ごす事になるとは思わなかった
自分はそれほど せっかち ではないと思っていたが
1分が待てず 諦める自分に 「時代」を感じた

いつから こんなに 「待てない」人間になったのだろう
ピーヨロピーヨロいう音を聞きながら 繋がるまでの時間を コーヒーを飲みながら待っていた頃…
そこまで長いとは思わなかった
そんなに 昔のことではない気がする…
自分は 時代に全く付いていけていないという 自覚はあるが、速度感覚だけは 付いて行けているようだ

考えてみれば…

エレベーターも 待てなくなった
乗ると必ず [ 閉 ] ボタンを押すようになった
押したところで たかが 数秒しか違わないだろうが その数秒が 「待てない 」のだ
最近では、自分が降りる瞬間に [ 閉 ] ボタンを 押して行く人が 増えた
後の人のために スーッと横に手を伸ばし[ 閉 ] を押し、 振り返らずに 去って行く…
最初に見た時には 「なんて スマートでカッコイイんだ」と感心した
それからは 私も 真似をして 押して出るようにしている
これも「待てない」時代が生み出した 礼儀作法なのだろう

エスカレーターも、動く歩道も 気がついたら 歩いている
コンビニは、混んでいそうだったら 素通りする
うどん屋は 待たない セルフうどんを選ぶ
カップ麺は1分しか 待たない (これは前からだが…)

「速い」が当たり前になった時代…
気がついたら 随分余裕がなくなっているようだ…

どれだけ、「灰色の男」に 時間を 盗まれるがままに していることだろう

そして、幼い頃に 読んだ ミヒャエル・エンデの モモを 久しぶりに読みたくなった

心の伴った時間を 取り戻すために…