終わり良ければ…

全て良し…とはいかないけれど … 日々の記憶を楽しい記憶に書き換えて終わりたい…

ひきこもり新聞…今週の読書

f:id:meisyu3ie:20170308200853j:image    3月号が届いた

創刊号から読んでいる  (と言ってもまだ3号しか出ていないが … )

ひきこもり当事者が 発行している新聞だ

宛名は 丁寧な字で 手書きされている

中には 新聞だけではなく 送付状が付いており

蝶々🦋の 絵には マーカーで ちょこっと 色が塗ってある

1枚1枚 手作業で行われているであろう

その労働と ちょっとした心遣いにふれ

温かい気持ちになる

 

私はこの新聞に 大きな関心と期待を寄せている

 

 私には ひきこもりの兄弟がおり

その事で 何十年も苦しんでいる

その苦しみから逃れようとして 家を出、距離をおいた

今でも 周囲の人  親しくなった友人にさえも 家族のことを話すことはない

しかし ずっと彼の存在は 頭から離れることはなかった

彼も苦しんでいることは 充分にわかっているつもりだった

 

1 年位働いては 何年も ( 10年近く) ひきこもるという生活を繰り返し

彼もまた 地元を離れた

地元で「居場所」を見つける事は出来ないと感じたのだろう

最近は ひきこもり期間が1年未満と短くなってはいるが

やはり周期的に 仕事をやめている

今回の新聞のテーマである「中高年の ひきこもり」だ

 

私は、彼の内面を知りたいと思っていたのだが

計り知ることはできないでいた

ひきこもっている事に対して  1度も 非難めいたことを 言ったことはないが

ちゃんと向き合って 話をしたことも  また  ないのだ

 

「ひきこもり新聞」の存在を知り 購読した

私は、大きな考え違いをしていた事に 気がついた

これまで 「就労」が ひきこもりからの脱却だと思っていたのだ

彼が仕事をしている期間は  私は安堵し

辞めると 大きな不安が押し寄せた

しかし、私が 安堵している間も

彼は 職場で たくさんの人に囲まれながらも

「居場所」のなさを抱え  どんなに 疲弊していただろうか

そう、ひきこもりからの脱却は 「就労」ではなく「居場所」なのだ

 

彼を含め 今も「居場所」を持てず 苦しんでいる方々が

安心して 誰かと 繋がれる 日々が来る事を 心から 願い

見守ることしか出来ないが  購読 という形で 応援したいと考えている

 

この新聞が 一人でも多くの

ひきこもり続けている方々の 目にとまり

小さな窓となり

社会への扉を照らす 小さな光が 差し込むことを期待している

 

また この新聞が 一人でも多くの

人々の目にとまり

ひきこもりに対する 偏見が 払拭され

その 個別性 が 受け入れられるような 社会となることを 願っている

 

「ひとりで死んでも孤独じゃない」矢部武 … 今週の読書

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いわゆる「孤独死問題」の 実態調査で終わるような本ではない

独居者の自立を支援し 孤立を防ぐ 社会システムを作るための 具体的な方法を探っている

 

私は 常々 、一人で死ぬことを  悲観的な「孤独死」という言葉で ひとくくりにする事によって

これまでの人生の全てを  惨めで可哀想なものとして 結論付けてしまう事に 違和感を覚えていた

矢部武氏の言う  「自立死」…この言葉に 大いに共感した

自由と自立を大切にしながら 死んでいく…そんな選択肢もあって良いのではないか

 

日本は、まだまだ 一人で生きることを前提とした社会とは 言い難い

地方の田舎に住んでいる私は、まだまだ 子供世帯と同居する事が当然という意識が強いことを感じる

もちろん それを否定するものではない

その地域が 育んできた 良き伝統である事は間違いない

しかし 個々人には それぞれ 「事情」や「価値観」が存在することも また事実だ

子供がいるのに同居していない 独居高齢者は   自分のことを「恥ずかしい」とまで言う人もいる

「同居」という世間体にこだわり 「同居による寂しさ 」や「同居していても孤独」という悲劇は  

ひた隠しにし 見なかった事にしながら 同居にこだわる人もいる

 

しかし、少子化 晩婚化 未婚化  …

今後は、一人で生きることを前提にした人生という 意識改革を余儀なくされるだろう

 

「一人で亡くなることが 問題なのではない。友人や社会的なつながりを持たず 孤立したあげくに一人で亡くなり、死後何週間も発見されずに遺体が腐敗し、他の人に迷惑をかけてしまう事が問題なのだ」

と 矢部氏は書いている

「孤立死」と「自立死」は 明確に区別する必要があると考える

「自由と自立」に価値を見出し 選択し 友人や社会と繋がりながら

「おひとりさま」のまま 亡くなったって良いのではないか

 

単身世帯の増加 が 必ずしも 孤独死の増加を生むわけではない

社会との繋がりを持たない事が 「孤独死」を生むのだ

孤立を防ぐ社会システムを作ることや

一人で生きることを前提とした社会を作ることも急務ではあるが

そのためにはまず、個々人の価値観や事情を尊重し 批判しないという 意識改革が必要

それが 全ての人に浸透する事が 前提として必要ではないかと感じる

 

さらに、私を含め「おひとりさま」に言いたい

「どのような形でも良い

社会の中で 自分の「居場所」を持ち 繋がる事が

「自由と自立」を選択した者の 責任でもある」と…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そして生活つづく」 星野源 … 今週の読書

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 エッセイを読むのが好きだ

人の生活を覗き見しているような

感覚がクセになる

 

しかし、「高級なレストランに行きました」だの

「オシャレな趣味を楽しんでいます」的な

いわゆる「オシャレな日常」には興味がない

 

普通の生活の中の かっこ悪い部分にこそ  面白さがあるのだ

「あのアイドルの〜〜 トイレにも〜〜 くっつきベンちゃん  きっとある〜」的な

できればなかった事にしたい部分を 覗き見した時の

親近感と安堵感が 文章の面白さと重なり合った時の楽しさといったらない

 

1980年代  アイドルは うんこもオナラもしなかった

聖子ちゃんだって キョンキョンだって

うんこはしなかった

今じゃ、そんなアイドルは  初音ミクと渡辺美奈代ぐらいのものだが…

 

星野源

ゲーノージンが うんこを語って大丈夫なのか?

自分が女子から憧れられる存在であることの自覚はないのか?

しかも ! 

ただのうんこじゃない

あ〜〜 っ‼︎   脱糞で汚れた自分のパンツを洗う

切ない 星野源の 後ろ姿なんて…

想像しただけで…

ギャ〜〜〜〜っっ

 

抱きしめたくなる…

 

[  「何気ない日常」の中には「何気ない日常」しかない…

黙ってても日常は面白くなってくれはしない…

毎日を面白くするのは自分自身   ]

 

星野源様 おっしゃる通りです

よくぞ 書いてくれたよ

何気ない日常を 面白く「制作」する事が

こんなにも 素敵な日常になるんだってことを

捨て身の 文章力で教えてくれている

 

是非、「トイレに常駐させたい」1冊だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「楽に生きるのも楽じゃない」 春風亭昇太 … 今週の読書

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(初めての画像入りに挑戦)

 

週末の お楽しみ

ゆる〜い系 読書の時間🎶

 

ネットで購入した 昇太さんの本をイッキ読み

1週間のメンタルリセットに最適な1冊だった

 

こういう ゆる〜い笑いが   イイね〜、イイね〜

昇太アニさん、あんたはやっぱり おもしろいよ‼︎

(ってエラそうに言える間柄じゃないけど…)

 

笑いには、色々種類があるけれど

お気に入りのエッセイを 分類別にランキング

①  笑いすぎて腹いたい系 

       座布団3枚…ママさんコーラス入門

                 初っぱなに このエッセイを持ってくるなんて

                 なかなか 良いセンスだ

                「掴み」はバッチリ  

                  私の はーと❤️は鷲掴みにされたよ〜〜ん

      座布団2枚…『実践理性批判』カント

                  同感です〜!

② クスクス こぼれ笑い系

      座布団1枚… ふたりでしんみりしよう「東京寄席しぐれ」

               「 昇太さん❣️私とデュエット お願いしま〜す (握手)」

③ ニヤニヤ  あんたも好きね〜 系

      座布団3枚… かわいく歌おう アイドルソング「天使の羽織」

                    小っ恥ずかしさが 癖になる

④  鼻で笑い 系 

       座布団1枚… 郷土民謡「昇太かせぎ唄」

                    脱力しそうになった

 

どれも楽しいエッセイだったけど

しか〜し   私が一番気に入っているのは そこではない

昇太師匠の人生哲学に 共感したのだ

「僕が生活する上で基盤にしている考えは、いかに機嫌良く生きるかということ…」

「怒ったり、悲しんだりしている時間は、あまりにももったいない」

 

消極的な感情にいつも飲み込まれそうになりながら

いかにメンタルリセットするかを考え続け

「ストレスの海」状態だった私は

昇太師匠のこの考えに共感し

気持ちが軽くなった気がした

 

この本は、昇太師匠の

自分の人生に対する 自信 のようなものが感じられる1冊だ

 

昇太さんに ざぶとん3枚!